米連邦準備理事会(FRB)幹部らは、米景気回復の失速を懸念し始めている。
先行きが見通せるようになるまで様子見スタンスをとっているようだ。
ここ数日のインタビューや講演内容をみると、
米連邦公開市場委員会(FOMC)メンバーの多くが景気回復ペースの明らかな鈍化を指摘しており、
欧州ソブリン債務問題の影響を懸念していることがうかがわれる。
たとえ米経済が持続的に回復し、いずれは利上げという基本シナリオが変わらなくても、
こうした懸念によって追加の金融緩和という選択肢も温存せざるを得なくなっている。
セントルイス地区連銀のブラード総裁はロイターとのインタビューで
「状況が非常に悪化し、再び危機モードに入った場合、
FOMCが必要なら追加措置を講じることをためらわないのは確実」と発言。
現在はその状況にはないが、回復ペースがさらに落ちた場合に備える必要はあるとの認識を示し、
FRBは夏をかけて見通しが本当に変化したかどうか評価することになると述べた。
2010/7/2 ロイター より
数カ月前に市場では年内の利上げを予想していたが、現在では来年半ばに後ずれしている。
FRBが、今後数カ月間に景気が穏やかに回復し、雇用も回復基調が続くと予想しているがこれを見ると、
まだまだ不況から抜け出すのには時間がかかりそうだ。
どのくらいで上がるのかという将来よりも、どのくらいまで下がるのかという目先の方が心配だ。
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