19日、トヨタと米国フロリダ州のペイス社との間で、ハイブリッド車の技術特許を巡る訴訟の和解が成立した。
ペイス社は1992年、アレックス・セベレンスキー氏が設立。ハイブリッドなどの自動車用テクノロジーを開発する企業である。
ペイス社が最初にトヨタを訴えたのは2005年。
『プリウス』、『ハイランダー』(日本名:『クルーガー』)、レクサス『RX』(日本名:トヨタ『ハリアー』)の各ハイブリッド車が、ペイスの特許技術を侵害しているとの内容だった。
この時はペイス社の訴えが認められ、トヨタに430万ドル(約4億円)の損害賠償が命じられた。
しかし、ペイス社が主張していた米国におけるトヨタハイブリッド車の販売差し止め要求は、却下されている。
今回の裁判は、2009年9月にペイス社が起こしたもの。
その内容は、トヨタの新型プリウスと『カムリ』、レクサス『RX450h』と『HS250h』が、ペイス社の同じ特許を侵害しているというものだ。
2005年に訴えた車種と、最新トヨタハイブリッド車の駆動系は、実質的に同じというのが同社の主張である。
今回、トヨタとペイスの間で和解が成立。
和解の具体的な内容は、明らかにされていない。
ペイス社創始者のアレックス・セベレンスキー氏は、「和解が成立してうれしい。ハイブリッド車は将来、市場の中心となると信じ続けてきた」とコメントしている。
今回の和解により、米国でのハイブリッド車販売差し止めという、トヨタにとって最悪のシナリオは回避された形だ。
2010/7/20 レスポンスより
米国では良く見られる、特許侵害の問題。
日本人の自分から見ると、トップを走る企業への逆恨みにしか見えなくもないが。
米国では、これまでにスポーツなどでも、自分たちが1位でなくなった場合、ルールを変更したりと、どうにかして他を落とし、自分たちが成り上がろうとする汚い手を使ってきた。
内容の明かされない「和解」という不可思議な問題解決を見ても何か裏があるように思える。
ただ、トヨタへの信頼度を調査した結果、いくつか問題があったにも関わらず、米国人のトヨタへの信頼度は決して下がってはいなかった。
どんなに足を引っ張られても、分かる人には分かるのだ。
これからも色々な手を使い、トップの座から引きずり落とそうとしてくるだろう。
しかし、それこそが世界のトップの証と言えよう。